皆様、新年となりましたが本年もよろしくお願いいたします。

昨年の造船業界は船価低迷時の受注船の建造に鋼材価格の高騰が直撃したことにより、各造船所の大半が赤字という厳しい結果となりました。

しかしながら、2021年中頃からの海運業界の好調に伴い、造船ブーム期と同様の船価水準に達するなど、現在は新造需要が堅調に推移しています。

当社グループにとっても昨年は厳しい年となりましたが、日々職場で業務に励んでいる皆様のご協力により、穏やかに新年を迎えることができましたことを心より感謝いたします。

さて、2023年は十干が「癸（みずのと）」、十二支が「卯」の年にあたるので、干支は「 癸卯（みずのとう）」です。「癸」は次の新たな生命が成長し始めている状態を意味しています。

また「卯」は春の訪れを感じる状態を表しています。そのため「癸卯」はこれまでの努力が花開き、実り始めるといった縁起の良さを表していると言えそうです。

つまり今まで培ってきた自身の力が試される年であることも示唆しているため、最後まで諦めずに希望を持ち続けながら、実力を養うべく自身を磨くことが道を開く鍵になりそうであると言えます。

そしてその成果は、より良き明日を目指す会社組織を、そして皆様やご家族に持続的な成長をもたらしてくれることと思います。

最後になりますが、従業員の皆さん、並びにご家族にとって希望溢れる充実した一年である事を祈念し、2023年の年頭挨拶といたします。

代表取締役社長　曽我部耕司